治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.47|ILC国際腰痛クリニック(大阪)コラム

患者様

 70代 女性

これまでの患者様の経過について

 

 以前から腰の重だるく感じていた。

 3か月前より、急速に腰痛や、臀部のしびれを発症。

 近医受診、すべり症と脊柱管狭窄症を診断される。

 ブロック注射するも改善なく、手術勧められた。

 新聞で当院の記事を見て来院。

治療前の症状について

 

間欠性跛行あり。

臀部~両大腿裏にかけて痛みと痺れあり。右の方が症状強く、起床時に増悪

 

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い8668

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛み部分-腰、下肢

 前屈:可能

 後屈:やや困難

 圧痛点:なし

 咳、くしゃみ:増悪なし

 

 

・日常動作

 寝返り動作、立ち上がり動作は非常に困難。

 洗顔動作、長時間座位もやや困難。

画像及び所見について

  • L4/5-脊柱管狭窄症
  • L2/3,5/s-椎間板変性、膨隆

 以上のことが画像上認められます。

・L4/5-脊柱管狭窄症を認め、脊柱管圧排による主症状の原因の可能性が高い。

 黄枠のL2/3,5/s-椎間板変性、膨隆を認め主症状の原因の可能性がある。

治療について

患者様と相談の元、L2/3,4/5,5/sにセルゲル法を施行

治療は小寺医師が行いました。

治療は45分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル3箇所=1,540,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長